ちゃりおっと

悪は存在しないのちゃりおっとのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
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今まで結構な本数の濱口映画を見てきて、濱口には出来ねーだろうなーと思ってた分野をサラッとこなしてて引いた、どこまでギア上がるんだよ

てか黒人が相方になってから、西武劇とか諸々アメリカ映画史の核となる映画たちを進んで観る気になれなくなり、そうなって初めて、いかに大学で学んだ映画史や、文化おじさん教授たちが学生を取り巻く環境が白人優位且つ権威主義的な、閉じた思想で固められた世界だったか気づいた。日本ていうそれまた偏ったへんぴな国で語られてきた、自分が学んだ映画学って一体、誰の視点だったかっていう、。
特定の政治的主張に終始したパッケージだけの映画は苦手やけど、でもスパイクリーとかが長年同じテーマであんだけブチギレてるのは、それ考えたら当然のことなんだなって、頭でなく心で分かってきたというか。
プラス、自分は鹿猟の銃声が毎日聞こえる田舎で育ち、結果的にコンサルになっちゃってるのでまあ、そういうことよな