備忘録

悪は存在しないの備忘録のネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の初登場花は美しく妖精のように感じたが、巧はチェンソーの音が耳障りで斧で薪割りまで始め、暴力的印象を受けた なんでこんな写し方するんだろうと思っていたら…

カメラが移動せずに向きだけ変える感じ、登場人物が向かってきてカメラとすれ違ったり、一定の距離を保って同じ方向に進んだりするから、まるで自分もその世界にいて通行人として彼らを見ているように感じる

音楽がわからないので、冒頭は退屈に感じたが、説明会で一気にエンジンかかる その後の展開を踏まえると良い

芸能事務所の2人が悪じゃないことは車内の会話からよくわかる 一方でコンサルと社長は? きっとあの2人も良い一面もある わざわざ描かなかっただけ

悪は存在しない 弱肉強食 
巧らは自然とともに仲良く穏やかに暮らしているが,排他的で殺人もいとわない
芸能事務所の2人は,金欲しさに他人を虐げるような仕事をしているが,仕事に対する疑問を抱いており悪人ではない 本気で自然に惹かれてすらいる
今回はたまたま巧らが芸能事務所を食っただけで,弱肉強食

女性の水汲み あからさまに重そうに持っていた 得意不得意で分業するのは良いと思うから、女性が水を汲んで男性が運ぶまでは理解できるが、あそこまで重そうに演技させる必要あるか? あからさまに描くことで、過度なジェンダー意見に対する反論?

あのうどん屋はどうやって受け入れられた?旦那はどこの人?土地の人と結婚したら受け入れられた?説明会での演説もアピールに見えてくる

手負のしか逃げられなくなったシカは戦うかもしれない 巧も脛に傷があり、戦わざるを得なかった? 奥さんがらみ? 奥さんなんで死んでる? 便利屋で金には困ってない(以前から今回のようなことをしていた)

女性も手に怪我をしなければやられてた?一方で巧1人では2人は殺せない

死体を調べられたら他殺とわかるはず、狩猟用のシカの解体機で処理できる

「シカがいるから3mの策が必要 そんなところに人が来るかほんとうにわからない」とか言っていたが,それを理由にあきらめることを期待した? 会話の最後「シカは別のところに行くでしょ」に失望したように見えるのはミスリードで,実際は「シカと触れ合えるの悪くない」にがっかりした?

巧が絵を描くシーン何?字は読めなかった

途中気を抜いていたので見逃しあるかも

【ラストのケガした鹿が現実の場合と表現の場合】
・現実の場合
巧は突発的に襲ったことになる(シカがいたことがアクシデントの可能性あり)
花がシカに襲われているのを助けなかったことになる
なぜ花はシカに近づいた?
[現実と思う理由] 花のお迎えを本当に思い出したように見えた 花を探しに戻るとき,男が一緒に行くといわなかったら殺せない
・表現の場合
先生と巧の殺人計画 (たぶん凍死する)
[先生の行動時系列] 花が原っぱで一人で遊んでいることを知る→芸能事務所の2人に巧を紹介→巧に計画を持ちかける→花を気絶させる 鼻血,殴った?なぜ?or先生は関係なくシカが現実で花はシカに攻撃されて鼻血を出したかも
[花の行動時系列] 学童から原っぱに行く→いつものように巧を待つ→シカに襲われたor先生に気絶させられた
計画を知ってるのは巧と先生、学童の先生は知らないとすると、花は本当に学童にいってた 金髪も本気で探してた
[表現と思う理由] 先生は花を探しに出ていない,土地に詳しいはずなのに 
うどん屋により水をくむ理由を作り,花が下校するまでの時間を作った

結論
シカは現実でアクシデント,先生と巧の殺人計画,巧は花を救うことより殺人を優先した(アクシデントだとすると,殺人を花に見せることになる…)

他の人の感想で良かったもの
手の怪我と花がシカに襲われたことから、巧は森が怒っていると感じ、突発的に攻撃した

鹿を刺激しないために絞め落としただけ、あのあと高橋も助ける

山岳信仰 山に奪われた花を取り戻すためには、高橋を山に送るしかない?
備忘録

備忘録