なかなか大胆で、抜け抜けとしたクライマックスが、待っていた。
思えば、大自然の中に生息している“いきもの”たちの中には“悪”は存在しない。
食べる為に殺し、生きる為に相手を撃退する・・・そんな当たり前な事を痛感した。
今さら人間が、大自然と共生しようなんて、出来るはずはない。そこに垣根を作ってしまった人間の愚かさ、いや、この世に生きとし生けるものの中で、秀でる存在に成る為には仕方がなかった行為、なのか。
ラスト、人間界とは反対の場所へと入っていく彼(ら)の願いを、祈りを、聞いてくれるのか、森の精霊は?大自然の神は?