すごく暴力的な劇薬みたいなやばい映画で目が覚める思い。。ジャンルとか運動性とかそういう映画固有の機能や記憶をことごとく宙吊りにする濱口竜介とそれでもなお映画的な表現を100%信頼してる濱口竜介がいた。キャラクターもガッチリ揃えてこれからあるはずだったクロースアップもプロットの展開もないのに中途半端という感じは一切なく構成的な断片がおのおの連結して完全に完結してるような感じするし。。。そして多分その濱口竜介の態度は果敢なロングショット、長回し、横移動のショットに表れてると思う。
ドライブマイカーのチェーホフといい今回のエコロジーといい、濱口竜介は少なくとも日本映画作ってるとは思えない。策士。シネフィルに対して作ってるわけでもなさそうでもある。