長野県の田舎で東京の芸能事務所がグランピング施設を開業するための説明会を開催する。
何も起きないシーンの長回し、意味深な音楽の使い方、観客に解釈をぶん投げる唐突なラスト、これでもかというくらい苦手な要素がてんこ盛り。これは逆に映画館で観ないとダメなやつ、家で観たら絶対に集中力切れる。
マジで映画館じゃなかったら集中力持たなかったと思う、意味があるのかもしれないけどもっと短くして欲しいシーンが多い。
最初は退屈だったけど説明会からは面白くなる。都会vs田舎の単純な対立構造にはなっていないのが良かった。田舎側も冷静で真っ当な言い分だったし、都会側が傍若無人に振る舞うような安直な描写もなかった。
『ドライブ・マイ・カー』でも印象的だった、「カメラ外で起きた出来事を、少し遅れて観客に描写する」シーンが今回も多かった。序盤のダルマさんが転んだとか、マッチングアプリのシーンとか。
これで終わりかと呆然とするラスト。タイトル的に自分なりの解釈はできたけど、どうも唐突すぎてあんまり好きじゃない。ちゃんと理解できてないだけ？
