序盤、巧が木を斬り落とすシーンは、首を落とす行為と重なる部分があった。車窓から見える、だるまさんが転んだをする子供達、遊具でグルグル回っている子供達、、、花と対称的に、その脅威に怯えながら自然と順応しようと試みる彼も、"部外者"だったのでは。
母の不在を補うように、花の行動を大自然の中にぽつんと収めるカメラは、同じく自然の視座であり、母のようにも感じられる。
形而上に渦巻く不穏な事態は、悪をdevilと表記した意味ともとれる。
作為的な静の瞬間、運転中の長い会話劇、「居た」「あっ」の激短セリフが核心的な何かである瞬間。よかった