濱口監督、熟成度が凄すぎる。
黒沢清監督の「カリスマ」を彷彿させる、
人間と自然がテーマなんだけど、
そーくるか?
ってストーリーテリングにビックリ。
前半は不穏なムードしかないんだけど、
開発会社のエピソードで観客を安心させておいてからのエンディングにはもう天晴とか言えない。
イーストウッドやイニェリトウの位置まで辿り着いた感がある濱口監督、恐るべしとしか言えない。
ただ、なんとも言えないラストは辛いね。
見る人を選ぶ作品です。
劇場でうとうとしている年配男性、隣の20代の映画青年も落ちてました。
娯楽作品ではありません。ご注意ください。