まず面白い。
B級に行かないハイクオリティなインディ魂。
心地良さと不安定さからのあのラスト。すごい。
『ドライブ・マイ・カー』の【監督/脚本】濱口竜介×【音楽】石橋英子というタッグのさらなるコラボから派生して生まれた、オリジナル脚本長編。
反復や長回し、夜の暗さ等で山での生活の不便さや距離感を表現しつつも、単なる“田舎の生活の方が大事!”みたいな自然礼賛映画になっていない。
ラストについては何をどう語ってもネタバレになるので、まぁ観ましょうよって感じ。
カンヌ4冠+米国アカデミー賞4ノミネート1受賞の座組が、コロナ後苦しんでいるミニシアターでかけることを念頭に置いているであろう作りにも感服。