NAO

悪は存在しないのNAOのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

うむ。めちゃくちゃ難しい
観終わった今の心境は、複雑な心持ちで着地できないまま空中フワフワしてる感じ。

観る前→なんとなくのあらすじだけ見て「この世に悪は存在しない」みたいは意味なのかなとイメージしていざ鑑賞

観てるとき(中盤)→これ誰が悪なのかを問おうとしてるのか?うーーん色んな人に同情できるし反発もできる、、、

観てるとき(終盤)→あ、これ"悪"が存在しなくなった、今からが本当の始まり、みたいな展開も委ねられてる…?

観終わってちょっと整理した今
→人にとって悪(もちろん善も)は異なる。ということは、共通して言える「悪」はこの世には存在しない。巧が「賛成も反対もいない」と言ったのはすごく的確な言葉で、あの村に中立という瞬間があったのは確か
。「そこから殻を破るのにいろんな方法があったはずなのに……」と、私はネガティブに考えてしまうけど、もしかしたら「あの村にとってこれでよかったんだ」「あの社員2人にとってこれがよかったんだ」とかなんとか考えが出てくるんだろう


都会で見たので、雪が混じった土を踏む音は聞こえないし、目の前には見分けたくなるような木も存在しなかったし、薪がぴきって割れる音も聞こえなかったけど
イヤホンせずに今ある音を楽しみたくなったよね〜〜〜
NAO

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