景色だけが静かに映されるロングカットの冒頭から緊張感が漂う。
前半はドキュメンタリー作品を観ているようだった。
自然豊かな場所だけではなく、町も会社もそして一人一人もバランスが大切。忘れがちだけども。
普段見て見ぬふりをしているような、現代の日本社会の闇を炙り出しているようにみえた。こういう人いるよな・・
まさか、ここで終わる!?と思いながら観ていたら、本当に終わってしまった・・・作品としてエンディングを描かずに観る人に解釈を委ねる。
「悪」は存在しない、というよりも「悪意」は存在しないのかな。悪気がない、悪意がないというのは本当にタチが悪いなと痛感する。
世界には知らないことばかりだから、視野を広くして教養を高めて謙虚にいろいろなことを見て考えられる人でありたい。
