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悪は存在しないのsomeのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
5.0
 こういう映像体験を待っていた。自然を映し出す映像に癒される瞬間もあるが、常にあるのはヒリヒリとした緊張感。登山と同じ感覚だった。
 陸わさびである我々観客が目にする映像はどれも印象的。チェーンソー。横移動の長回し。車の後ろから見る風景。(たまたま見つけたという!)鹿の死骸。
 上流は下流へ責任を持つという話、世代の話にも感じた。水の流れ=時の流れ。
 最後の匠の行動には誰もが驚く。バランスの問題なのだろうけど、その真意について想像し、さらに理解することなど到底できない。伏見瞬さんのコラムおもしろかった。
https://www.wwdjapan.com/articles/1810137

 最後の夜の森を歩くのは誰か。花を抱えた匠か。高橋か。はたまた鹿か。
 高橋に抱く共感性羞恥。
 花ちゃん呼びと花呼びもけっこう気になった。

2024年
ストリーミング 0本
映画館     7本
計       7本
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