都会と田舎とか、自然との共存とか、そんな風に
単純に解釈できる様な映画ではないのは明らかやな〜🧐
確かに、いきなりグランピング事業を始めようとする芸能事務所の社長とコンサルの奴は、わかりやすいほどのクズや〜😩
でも、その芸能事務所の高橋にしろ黛も、それなりの事情があって同情もしたくなる😅
イヤ〜、それにしても二人の車中の会話は爆笑やな〜😆
出会い系アプリは最高やった〜
そんなライトな話題をサラッと放り込んで来るのにビックリもした〜🤩
そして、善人に見える移住して来た村民たちも、実は高橋らと大して変わらないのかも・・・
ウドン屋やってる夫婦は東京で便利な生活をして来て、第二の人生として環境のイイ村を選んだ・・・
つまり自分の都合とも言える・・・
またグランピングに反対して常駐の管理人を置いて欲しい婦人も火事で家が焼けたら怖いし、若者が深夜に騒いで治安が悪くなるったら困ると・・・今の豊かで心地ええ生活を守りたい・・
それも、自分の都合や・・・
それは、それで正直に言ったら充分に理由として成り立つと思う😘
自然との共存とか言っても、自然にとってはどうでもエエ事かもしれない🤨
しかも、鹿が増え過ぎて田畑を荒らしたら困るから駆除もしてる・・・😟
鹿にとったらエエ迷惑やろな〜🦌
どんなにカッコエエ事言っても人間は自然にとっては厄介者でよそ者でしかないやろ・・・🌳
描かれる森は静かで鳥のさえずりと小川の水の音が響く、鹿の骨も枯葉に被われながらも無造作に朽ちて、下から見上げる絡みあった木々も、池から見える夕陽もウットリする程に美しいけれど、人間を寄せ付けない佇まいを見せている🌲
石橋英子の音楽も何か起こりそうでザワつかせる・・・🗻
ラストの巧の行動は・・・
巧が｢大事なのはバランスだ｣と言っていた
そんな諸々の人間の都合や巧自身の言葉も無視し・・・むしろ均衡を打ち壊す様に・・・
自然の摂理に添った自然に生きる動物の生存本能による衝動的な行動やと思った・・・🐒
娘の花が自然に身を委ねた様に・・・🌺
巧も自然の中で｢親鹿｣になったんや・・・🫎
ムチャムチャ面白いし傑作やな〜
この世界にドップリと浸かりたいし、また見たら違う解釈が出来るかもしれないナ🤩
