良い意味で、
とても気持ちの悪い作品でした。
映像はアンドレイ・タルコフスキー、
音楽はマックス・リヒターらしさを感じた。
『ドライブ・マイ・カー』が個人的にあまり好きではなかったので、期待値は低めだったのも良かったのか、そしてスローシネマや長回し、静寂が大好物の僕にとって、この作品には観ていて大きな心地よさがあった。
一部の演技は個人的に好みではなかったものの、青みがかった雰囲気が優しく包んでくれたのが救いとなったかなと。
ラストの解釈はそれぞれ分かれるだろう。
とりあえずこの作品の鑑賞後は誰かと語り合いたくなる、そんな作品でした。
濱口竜介監督の次回作も期待しています。