かん

悪は存在しないのかんのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

まだ雪が残る原沢にコロナ補助金目当てでグランピング場を建てるためにやってきた都会人とそこに住む人たちの人間劇。
ゆったりとした音楽と木々の間から差し込む太陽から始まる今作。
長尺のワンカットシーンが多く、空気感を醸し出してた。
題名の通り、皆自分が正しいと思って行動してるから悪なんてないし、土地の感じと相まって不思議な空気感だった。
巧が感情を爆発させるシーンはほんとに少なく、冷静な男が心を乱すのはやはり愛で最後の終わり方といい、めちゃくちゃ好きだった。
あんまり映画に集中できない自分でもかなり見入ってしまうほどの世界観だった。
嘘は見え見えでさまあみろって芸能事務所のやつに思った笑
かなり後まで引きずり、考えさせられる作品だった。
かん

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