あああ

悪は存在しないのあああのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.8
高橋ぃ〜〜
もう彼のファンですね。なんと人間臭いんだという。
映像も音楽も美しい。なんか日の光とか地面とか暖色は暖かみがあって、水とか森とか寒色はキレッキレで美しくもあり、恐ろしくもあった。その色が一つの画に両立してて綺麗だった。

悪は存在しないし、正義は存在しないなと思った。当人は皆正義だと思ってるだろうが。でも人は汚いよねって思う。純なんてことはなくて、それはもう遺伝子の成り立ち的に意地汚いものだからそういうもの。その上でこれまた汚い他人とコミュニケーションしながら経済活動をしなきゃいけないから大変。
地方の歳入の何割が地方交付税なんだっていうね。自然環境という無限の力を持つ武器を振りかざしても、なんかそういうことじゃないんだよねっていう。ミクロ(身の回りの生活)ではそうだけど、マクロもあるからっていう。その折り合いとかもう嫌よね。想像するだけで。

上に住むものは下のことも考えなきゃいけんけど、それって大変よな。それが上のものの義務だとしたら、その見返りはなんだろう。金?権力?名声?

こうやって色々考えさせられる映画を観れたのはいつぶりだろうか。
かといって次の自分のアクションに繋がらないもどかしさもある。人って多面的だよねっていうことだよね。
全員がお互いに生殖的に魅力的だったら、もうなんでも突破しちゃう気もする。空想だけど。
愛、か。
あああ

あああ