森の小径に惹かれるには一回でも🆗、
その多彩な魅力を知るには一回ではねぇ〜
という感想です
🌲🌳🌲
本作の舞台として切り取られた森は、初春の寒々とした姿のみ
新緑の清々しさや紅葉の圧倒的な美は、その影を潜めています
冒頭は、森への誘い。。。
貴方も森に迷い込んでいく そこで
内なる何かが浄化されていくかのよう
音に耳を澄ます、静寂な映像
不思議な作品です♪
けれど、長回しで薪割りをしたり、せせらぎで水を汲むのを見ていると
「ああ、ずっと観ていても良いな…」
と感じさせてくれます
そこには
美しくも儚げな石橋英子の音と、
無音に浮かぶ解像度の高い環境音
どこに誘われるのでしょう?
それらが心地よいのは、ゆったりとしたテンポが私に思索する猶予を与えてくれるからでもあるのでしょう
濱口監督の即興的ながらどこか哲学的な演出によって、映画的な余情の愉しみに満ち満ちた傑作でした✨
どのシーンにも、引力🌏がありました…
多面的だったり重層的だったり…
其処彼処に新鮮さがあるように感じるのは、映像的な魅力とともに、尋常であるものの非日常的な光景や行為をじっと見るだけで新しく学んでいるような感覚にもなるからでは(物語とは別でも?さまざまな発見があります)
神々しい鹿🦌も、ちらりと出てきます
いろんな仕掛けが、そっと、ほとんど気付かれないように配されていたようです…
それらは、鑑賞者がより自然に映画の世界に誘われるような効果を
生んでいました
技あり‼️
例えば、車内のシーンは、すごく挑戦的(✳︎)なのに自然でしたし、思わず吹き出してしまいました🤣
✳︎会話する2人の表情をほとんど見せない、というのに🤭
パンフレット
レコード付きを買ってしまった💦
レコード、再生できないのに…
それでも、ブックレットは品質も良くて、作品制作の背景がそれぞれのスタッフから説き明かされている充実の内容でした
CDか、GIFTの断片付き📀
があったら良いのになー💘