安堵霊タラコフスキー

悪は存在しないの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.8
撮り方や映像の質、そしてロケ地だとか演出がマノエル・ド・オリヴェイラとアッバス・キアロスタミのハイブリッド感めいていて、その映画芸術が濱口竜介作品の支持される所以かと改めて思い知った出色の作品。

しかし濱口竜介作品らしくただの美しい作品にはなっておらず、特に最後の最後のせいで胸糞な印象も覚えて複数回の鑑賞は躊躇われるが、鑑賞して間違いはなかったと思う。