まいやん

悪は存在しないのまいやんのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
3.7
問題はバランスだ

見上げる曇天の空
木々も眠る冬の森
肌を切るような冷たい空気感
自然と共に暮らすどこかぎこちない父と娘
田舎の小さな町に不穏な霧が立ち込める

美しい自然と後味の悪い余韻


それぞれの大切なものを守っているだけなので
そこに悪は存在しない のか
と思ったり
自分の行動は後に下流を汚す(悪いものが集積する)のか
と思ったり、
数日考えてしまいそう

闇に溶けていくような作品だった
まいやん

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