ロンビュー

悪は存在しないのロンビューのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
3.2
この映画をこのキャストで作り上げそれがヴェネツィア国際映画祭で評価されたっていうことが凄い。

まず主演含めほとんどのキャストが無名であることには驚きをかんじました(見たことある俳優さんがいた気もしなくないけど区長とか)あまり、『自転車泥棒』でも無名の俳優を使うことでリアリズムを追求していた。この場合はネオリアリズムの運動全体に言えるかもしれないが。その点でこの映画も共通し、監督のセンスの光る幻想的な雪と鹿、壮大な自然を除いては地域に密着したドキュメンタリーにも見えた。

個人的にツボだったのが芸能事務所から来た2人のうち男性の方。勢いで話しているというか何とも嫌いになれないタイプ。まじで、赤色のダウン、しかも段が多いタイプのあのジャケット選んだの誰だ、衣装さんなのだろうけど完璧すぎた。あのダウンがあるかないかであの人の印象は大きく変わっていたと思います。ほんとにこんな人いるな〜って感じました。

内容について深く読み解くことが出来なかったように感じます。ラストの終わり方は理解しようにも理解出来ず、ラストが映画を台無しにしたとかそういう訳ではなく、シンプルに読解力不足。もしかしたら、答えはないのかもしれないけれど。

giftの方見たいね
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