消々

僕はキャプテンの消々のレビュー・感想・評価

僕はキャプテン(2023年製作の映画)
3.0
椅子から立ち上がれないくらい衝撃を受けた。見ていて辛かった。
移民たちの遇され方があまりに酷いというのも一つ、もう一つはセイドゥ(主人公、従兄弟とともに不法に欧州行きをする)をヒーローみたくまつりあげるのが……それでいいんだっけ?という疑念が拭いきれず。ショックで椅子にへばってしまった。「外国」の冷たさ(日本も漏れず)や移民の過酷さを英雄譚できれいに見せる。それでいいんだっけ?監督はこれを意図していたのか。わからない。
ただ、主人公が命を決して軽んじない姿勢は、地獄絵図のなかの光だった。
考えさせるという意味では良作。しかし、なかなかヘビーだった。
消々

消々