外国映画で誰かわからなくなる君

ハピネスの外国映画で誰かわからなくなる君のレビュー・感想・評価

ハピネス(2024年製作の映画)
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2024年4月30日新橋ニッショーホールにて行われた完成披露試写会にて鑑賞。
 嶽本野ばら原作のロリィタファッション全肯定映画。薬を飲むシーンも多かった(不謹慎)。
 一番目を向けなくてはいけないことがタイムリミットなので無神経な人がいてもその場で許される『許し』の映画でもあります。カレー映画でもあります。
 2年近く付き合った高校生カップルの彼がある日突然「私は生まれながら心臓に障害があり余命1週間と診断された」と彼女に言われ、受け入れるも取り乱すもできないまま彼女の死ぬまでに叶えたい夢を手伝う、2人の計画は叶えられるのか、というのがストーリー。
 高校生のセックスシーンが多く複雑な気持ちになります。医師にセックスの許可はもらえたそうです。窪塚愛流さんの乳首が綺麗でした。
 主要登場人物が5人ともロリィタファッションを着用するのがかわいくて見どころです。
 窪塚洋介さんと同じ年の自分はヒロインの親に感情移入するべきなのでしょうが、この映画の中に自分はいませんでした。一度断って逃げるところが自分に近いかも。
 出てくる着信音がエマージェンシーコールみたいで不穏なのは意味があるのかな。
 蒔田彩珠さんのハスキーな声が役作りだったら凄い。役に合ってる。
 舞台挨拶では登壇者が花道を使って近くまで来てくれたのが嬉しかったです。窪塚愛流スタイル良すぎ。『僕が愛したすべての君へ』と『君を愛したひとりの僕へ』の両ヒロインが揃い踏みしたのも嬉しかった。1月に見た窪塚俊介の舞台挨拶が終始真面目だったのに対し甥は割と面白いことを言いたいようです。小学校低学年の妹がこの映画を観て蒔田さんに嫉妬したらしく「あるにはわたしのほうがふさわしい」という手紙が届いたそうです。例の鯉のぼりのマンションは出たのかな。今ごろの時期だよね。
 周りをノーマスクで咳くしゃみする人に囲まれて(G-16とH-15)困ったし、女性が多くて喘息が苦しかったけど、バラの香水をつけていた人がいたのはGJでした。一番乗りで入場して後方を気にしてなかったのですがロリィタの人も多かったようです。
 イベントを18時に開始して20時40分には終わったのがありがたかったです。家から新橋行きやすいし。