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フェラーリのnoborushのネタバレレビュー・内容・結末

フェラーリ(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

Ferrari 2023年作品
7/10
マイケル・マン監督
アダム・ドライバー ペネロペ・クルス シャイリーン・ウッドリー
サラ・ガドン ジャック・オコンネル

ガブリエル・レオン
パトリック・デンプシー

1957 年の夏、エンツォ フェラーリ(ドライバー)は、公道レースである、ミッレ ミリアに向けてレーシング チームを用意して、マセラッティに対抗しようとしていた。
仕事ではフェラーリは破産寸前。
プライベートでは息子ディーノの死に、妻ローラ(クルス)と別居中。
フェラーリの愛人リナ・ラルディ(ウッドリー)は、非嫡出の息子ピエロにフェラーリの
名前を与えることを希望している。
 アダム・ドライバーがプロデュースもしているがそもそもエンツォに全く似ていない。
ペネロペ演ずる妻ローラは息子の死と夫の別居により、負のオーラがもの凄い。
不倫を夫に問い詰める圧が恐ろしかった。
フェラーリのドライバーをアルフォンソ・デ・ポルターゴ(ガブリエル・レオン)、
ピエロ・タルッフィ(パトリック・デンプシー)、ピーター・コリンズ(ジャック・オコンネル)。
この3人の内2人はレース中になくなっている。(ポルターゴは劇中で)。
ポルターゴの恋人リンダ・クリスチャンをサラ・ガドンが演じているのだが、自然に似ていた。
ガドンは悲劇が似合う。
本作は50年代のレースシーンの再現が素晴らしい。
フェラーリ315Sの美しさはため息が出る。
安全性がゼロでやたらドライバーが簡単に死ぬのが衝撃的で、そのあっけなさは、
「ラッシュ/プライドと友情」の上をいっている。
グイディッツォーロの悲劇のシーンの残酷な再現もとても良かった。
ということでケースやレース事故の再現とペネロペが印象に残った。
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