イタリアの「フェラーリ」の創業者・モータースポーツに人生を賭けたエンツォ・フェラーリの伝記をベースとするマイケル・マン監督作。
1957年、エンツォ(アダム・ドライバー)は、1年前に最愛の息子ディーノを病気で亡くし、妻ローラ(ペネロペ・クルス)との関係悪化と、事業は倒産寸前の危機という問題を抱えていた。
ローラには知られていない愛人リナとの間にピエロという息子がいたエンツォは、事業立て直しのため、妻ローラが半数を所有しているフェラーリの株式の引き渡しを働きかけつつ、イタリアを縦断する1000マイルの公道レース「ミッレミリア」での勝利のため、スペイン人ドライバーのアルフォンソ・デ・ポルターゴを引き入れたチームで挑む。
怒りと悲しみが染みついたような暗い表情のローラを演じたペネロペ・クルスの名演に比べると、アダム・ドライバーは見た目のイメージは新鮮だったものの適役とは言えない感じなのと、やはりイタリア人が演じるべきだったのでは...という印象です。
この1957年で終了となった「ミッレミリア」の公道レーシングシーンと当時のフェラーリの赤いレーシングカーが見どころですが、衝撃の展開が・・