ベラルーシとポーランドの国境で難民の押し付けあいが起きていたなんて全く知らなかった。
両国の国境警備隊から酷い扱いを受け弱っていく家族たちを見るのは辛い。
とはいえ、1日でスマホの充電が全て充電切れって脚本がひどいのでは?脚本が強引と感じた。充電器(バッテリー)を子供に託す、、、亡命において最重要アイテムの1つなのでは?、、、
また、精神科医のユリアもなかなか難ありなキャラクターだった。患者と精神科医の距離感ってあんな近くていいのか?
活動家の過激な方のキャラクターもなんというかそういう設定かぁと。
あと、良心の呵責から立場を変えた警備隊の人への最後の言葉も酷いのではと。
音楽流すタイミングが上手くて、返って冷める感じもあった。基本的に映画が上手いから感情を一方向に持っていかれそうになる。フィクション度のもっと強い映画ならそれでいいけれど。
極端な主張が強いなと思って見ていた。家族の受難だけで良かったのではと思った。
全体像がわからない中で強度の強い部分だけに焦点が当たっている映画と思った。