Filmarks試写会にて
ジョーカーや京アニ事件のあの人のように主人公ダグラスの生い立ち・環境が壮絶。
守られるべき社会的弱者なのに、必死に這い上がろうとするのに…ダグラスの言葉や思いに共感して泣けた。
恵まれた環境で育ったことに無自覚な人が言う「自己責任論」
自分は安全圏にいて窮地に立っている人に放つ「正論」
ちっとも響かないし分かり合えないことに絶望する。
そんな壮絶な中でも輝かしい瞬間も描いてくれていたので、それらが一際美しく感じられた。
弱者に対する社会的構造など色々考えさせられる社会派作品。良作。