散歩

DOGMAN ドッグマンの散歩のレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
4.0
昔の、みんなに好かれてノリノリだった頃のリュック・ベッソン感があって良かったし個人的には『ニトラム』でやられてしまったケイレブ・ランドリー・ジョーンズにまたしても打ちのめされてしまいました。
檻と神を思わせる演出を織り交ぜながら進んでいく物語、とにかく悲惨な前半が見てられないのに目が釘付けになってしまう面白さがあってすごく好きだったんだけど、後半は予告を見て期待していたほどの爆上がりな感じをそれほど得られなかったので面白かったんだけどちょっと物足りなさもあったりして。でもラストが、「この人のエピソードってこれで終わりなの?」って思ってたところに来たあのラストシーンを見た時に、(錯覚かも知れないけど)今作って実は前向きで肯定の物語だったって思い知らされてエンドロール中は感情ぐっちゃぐちゃで込み上げるものが一気にやってきて呼吸をするのが大変な状態になりました…。「そういや主人公のお母さんって…」とか帰り道に考えちゃいましたね。

犬好きとしては、犬が人を襲う所を具体的に見せなかったのも良かったです。
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