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DOGMAN ドッグマンのボロロボのレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.8
神の名のもとに。
からの
DOG MAN👍

リュック・ベッソン監督&脚本。
近年の作品では、過去の代表作ほどの煌きを感じられなくなりつつあったが、当作で面目躍如ではないだろうか。

犬たち、そして彼らだけと心通わせる車椅子の障がい者:ダグラスによるノワールもの。

オハナシは、部分的に荒唐無稽さはあるものの、それもまたリュック・ベッソンらしいところ。ぶっ飛び過ぎて置いてけぼりにされるようなことはなかった。

拘留されているダグラスが精神を病んでいるか否かを判別するために、精神科医が彼にインタビューする形でオハナシは展開する。

信仰とは。
家族愛とは。
信じられるもの、信じられないもの。
性差を超える自己表現。アーティスト。
犬とのコミュニケーション。アイコンタクトで通じる様はクール👍

主人公ダグラスを演じるケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、素晴らしい演技。そして美しかった。
そして見事なまでの忠犬っぷりとチームワークを見せてくれるワンちゃんたちもスゴかった。

劇伴もよかった。
ユーリズミックス
シェール
エディット・ピアフ
マレーネ・ディードリッヒ
マリリン・モンロー
そして口ずさまれるABBA。
ただしエンディング曲は・・・カントクの娘(ズコーッ😑)※しっかりミュージシャンですけど、ね😅

個人的に「惜しかったなあ」と思うのは、インタビュワーの精神科医:イブリン。彼女のバックグラウンドが見えにくく、ラス前のダグラスのセリフとの繋がりが今ひとつだったように思える。もったいない。
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