監督・脚本 リュック・ベッソン(レオン)
2007年ごろ、ベッソン監督が僕の会社に来たことがあるんだ。思ってたより気さくで茶目っ気のある恰幅の良い人だったんだ。作品のアイデアってどうやって思いつくの?という質問に、瞳を開いて五感を働かせればインスピレーションはどこにでもあるよ。と答えてくれたんだ。久しぶりの今回の作品も新聞で見かけた小さな記事から着想を得たみたいだ。ベッソン監督が、おっ、この記事インスピレーション湧くわぁ!と感じた時の顔がなんだか思い浮かぶよ。
正直、ストーリーが都合良過ぎたり、ホームアローン的なアイデアだったり、音楽が説明過多だったり、ダグラスの歌声が明らかに別人だったり、ドッグ達はやたら強すぎたり、ツッコミどころはたくさんある。だけど、それらを置いといてストーリーに引きこまれたのは、主人公ダグラスを演じた、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技力に目が離せなかったからだ。この方初めて知ったけど、これからの作品にも期待しかない。
全体的にみて楽しめたよ。
ベッソン監督のインスピレーションを、これからも楽しみにしてるんだ。