神は不幸な人間の元に必ず犬を遣わす。
DOG ←→ GOD
画面の中のケイレブ・ランドリー・ジョーンズはいつも感情の読めない佇まいをする。何を考えてるのか、考えていないのか、話してはいるけど副音声で全く別の真意が流れているかのよう思える。でもそれは二枚舌のような打算的なものでは無い。捉えどころのない影。
まるで苦難の道を行く殉教者のような物語り。これはドックマンの殉教の旅路。
エリック・セラのスコアはレオンの懐古を誘い、世間から見たらただのアウトローでしかない者の宿命を重ね合わせる。
キャバレーでのエディット・ピアフのシーンが神々しくて涙が零れた