ぐり

DOGMAN ドッグマンのぐりのレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.0
ダグラスがとても良かった。
ダグラスの表情や佇まいが。

虐待をされ、そこから逃れ、
育った施設で初めて自分を受け入れてくれる存在に出会い恋をして。
大人になって再開をはたしたとき
覚えていてくれているか不安だったが、覚えていてくれた。再開を喜んでくれたし、長年貯めたスクラップも喜んで受け取ってくれた。
受け入れてくれたと思った。
しかし彼女にはパートナーが居て、妊娠していた。

手を取ってくれると期待した相手は、すでに他の男の手を取っていた。
裏切られたような絶望。
そんなときも犬たちだけはそばにいてくれた。

誰かを傷つけたかったわけじゃなくて、幸せになりたかっただけ。
神様にわたしは見えているの?


ダグラスが収監されるところから物語がはじまり、自身の過去を語る物語。
あくまで、ダグラスの主観のみの物語。
DOGMANの序章なのかな?
続編ありき?

ダグラスがストーリーテラーに徹する構成は好き。
でも、もう少し一つずつの出来事をじっくり描いてほしかった。
ダグラスの語る物語に、もっと感情が見たかった。
ぐり

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