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DOGMAN ドッグマンのKHのレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.5
完全に「ジョーカー」をオマージュしているのは各シーンを観れば明らかではあるが、映画自体はエンタメ寄りの作品。
一応ドッグマン自体の信念は語られる。
ホアキンフェニックス版のジョーカーも、ジョーカーシリーズの中では主人公の生い立ちが描かれたヒューマンドラマになっているが、今作はそれ以上に過去というか動機が明らかになっている。
主人公の家族(父と兄)は、白人の過激な保守層というか原理主義的に描かれており、過剰に神(GOD)を信仰する家族。しかし一向に報われない主人公は犬(DOG)を用いて、大義のもと神を代替するが如く次々と行動を起こして行く。
この映画は個人的にそのテーマ性というより、ワンちゃん達や主人公のビジュアルやアクションシーンに惹かれた。
最後の終わり方は個人的には好きだった。
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