矢野竜子

DOGMAN ドッグマンの矢野竜子のレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.7
犬が走り出すと映画も走り出す。
犬を「痛み」に寄り添ってくれるバディと捉え、
そこにアンチヒーローものを絡めた一種の発明。
原作あるんじゃないかというぐらい
キャラクターや設定が上手くて痺れる。
正直、ラスト泣いた。
可愛い犬が悪に鉄槌を下していく様は
痛快でホームアローン的な面白さがある。
ただ回想形式で物語が進むのが残念だし
犬が絡んでいないシーンは
正直退屈だしつまらないのが玉に瑕。
走る馬だけでなく走る犬も
映画館のデカいスクリーンでこそ見るべし。