楽太郎

利休の楽太郎のレビュー・感想・評価

利休(1989年製作の映画)
4.0
野上彌生子の歴史小説「秀吉と利休」の映画化。
1989年の公開当時この原作を読んでいたこともあり、めちゃくちゃ観たかった作品です。
「ルネッサンス人、利休」とか「美は揺るがない」というキャッチコピーは未だに忘れられません。
三國連太郎さんが千利休、山﨑努さんが豊臣秀吉というすごいキャスティング。
愛憎交えた二人の関係は極上の演技も相まって見ごたえがありました。
武満徹の音楽、ワダエミの衣装には黒澤明監督みも感じました。
何より秀吉の白塗りメイクはそのまんま笑
この頃の流行りだったのかな。
キャストでは秀吉の母親役の北林谷栄さんを始め岸田今日子さんの北政所、山口小夜子さんの茶々など女優陣も印象的でした。
個人的には歴史とか人の機微が分かるようになった今に観ることが出来て良かったです。
楽太郎

楽太郎