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利休のxxxxのレビュー・感想・評価

利休(1989年製作の映画)
4.1
見終わった後に「凄いものをみたなあ…」と雪が降った日の屋外のようなシンとした雰囲気があるなと最近名作と言われる映画を見てよく思う。本作もそれにあたる作品だった。

正直序盤はあまり関心の湧かない舞台背景や街の雰囲気だったため、茶道の勉強でもするかと投げやりな態度で見ていたが、利休と秀吉の茶室での一幕前後からもう目が離せなくなってしまった。

二人の役者の空気、茶室の環境、舞台背景から本当に戦国時代に召喚されてその場にいるような錯覚を覚えるほどだった。ずっと忘れないと思う。

調べてみると利休の処罰に至った原因は憶測が様々飛び交い、確定のものはないらしい。本作では複雑な要因を鮮やかに織り込んでおり一つの確かに在った歴史を物語として見れた感覚でした。

初詣で参った浅草にて、茶道について教えてくれて、本作を見るきっかけをくれた素敵な男性に感謝します。
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