フジタジュンコ

インビジブル・シャークのフジタジュンコのレビュー・感想・評価

インビジブル・シャーク(2023年製作の映画)
3.6
「ノー・シャーク」で物理サメの出てこない概念サメの映画をぶちあげたコーディ・クラーク監督によるサメ映画第二弾は「透明なサメ」。

前作の良さでもあった哲学的な自問自答が減ったおかげか、だいぶん見やすくなり、とっつきやすくなったように思う(いやもちろんサメ映画マニア以外にはおすすめしづらい)。
描かれるエピソードが前作は対”自分”、であったのが、今回は対”他者”であるので、エピソードや設定が世界へ開かれているぶん、わかりやすくはなっているが、個人的には前作のほうが好み。

日本語字幕つきでYoutubeで無料公開されていてとてもありがたい。クラーク監督、さすがサメ映画市場をよくわかっているなと思わされる。