このレビューはネタバレを含みます
OP映像が一番びっくりした。
スマホ？で撮った動く実写背景の上をキャラたちが歩く映像で、実写背景の上にアニメ色の強いキャラを載せても成り立つんだ！という驚きがあった。あと実写背景が動いてキャラを捉える角度も変わって、背景が1コマでキャラが3コマで動くのでカクカクして見えちゃうんだけど、結構頑張ってて見応えあった。特にこういう作品で1カットの中でカメラに対するキャラの角度が変わるのってなかなか無いので、なんかすげぇという感覚だった。
本編はうっすらと繋がる短編集という感じだったが、高崎みさきと仲良くなる過程とか、大室撫子と付き合ってる人が誰なのかとか、一応緩く繋がってはいたのでそんなに気にならなかった。
でもまさか大室撫子と付き合ってる人が明かされないまま終わると思ってなくて、えっ！？！？ってなったけど下記対談を読んだら原作でも明らかになっていないらしく、それはしゃあないか…と思った。
『大室家』ならではの空気感を目指した 『大室家 dear sisters』
監督、コンテ・龍輪直征＆シリーズ構成、脚本・横谷昌宏対談
https://febri.jp/topics/ohmuroke_taidan_1/
大室撫子と付き合ってる人はてっきり男だと思い込んでたけど、この対談を読んだら教室で一緒だったあの3人の誰からしく、そういえば「上手く振る舞えてたかな、変じゃなかったかな」って電話で話してたし、そもそもこれ百合作品だったわと思い出した。
あと、大室撫子が自室で電話に出るシーン、急にカメラ角度が特徴的になって艶美な雰囲気を醸しててめちゃくちゃ良かった。
