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宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスターの鹿のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

もういいじゃないか、「宇宙戦艦ヤマト」はこれで!だいたい戦艦ヤマトを宇宙に飛ばす、って世界だぞ?なりすましかもしれない「美女」が放射能除去装置を持っているから、イスカンダルに来てね❤️って言っているという、かなり不確かな情報を当てにした、テスト飛行もしてない戦艦ヤマト。「動いた!」って、何?優秀な軍人が戦死しちゃって、訓練生みたいな青二才をとりあえず集める。絶対に男女平等的な視点でヤマトに乗せられた訳じゃない、森雪。そういえば「進撃の巨人」みたいな名前の古代進。そもそもこの物語ってあんまり選択肢がないのだ。「え~、こんなポンコツ(ヤマト)でぇ~?」「それしかないんだ!」みたいな感じで進んでいく。極限の絶望的な状況ではかえっていいのかもしれない。そしてそんな男達を支えるのは何なのか。それが、「男のロマン」なのだ。近いうちに「制作された時代のオリジナリティーを尊重し現代の価値観にそぐわない表現でも手を加えていません」みたいな文言が入れられると思うが、ヤマトの諸君、そういう扱いになっても、カルトとして生き残るのはオリジナルだけだ。がんばってくれたまえ!
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