昔、親友と二人っきりで初めて観た映画。
楽しみにしていたヤマトの新作なのでウキウキしながら観に行ったが、終わったら二人ともボロ泣きで顔がくしゃくしゃになっていた。恥ずかしさも通り越し、泣きに泣いて涙が止まらなかった。まさかこんな終わり方をするとは思わなかったし、とても信じられなかった。
命を賭して地球を守る「戦士たち」は決して称賛される存在では無かったが、それでも尚、少年の心に大きな爪痕を遺した大傑作だった。
後に「さらば」はパラレルワールド扱いになり、歴史から無かった事にされたが、それでも「ヤマト」への愛は消えなかった。
只、明らかに私の中の「ヤマト」は一旦此処で終わった…。
劇場で観たのはその時以来だから実に46年ぶりになる…。
もちろんTVやDVDなどでは繰り返し何度観直したか分からない。然し、今回4K解像度でリマスターされた映像はやはり美しく、今観ても見事なアニメーション作品だった。また特筆すべきは音の良さだ。楽曲の素晴らしさは勿論、効果音や懐かしい「声」がいずれも歪なく鮮明に蘇っていた。旧ヤマトクルーの方々と再び逢えたことが堪らなく愛おしい…。
つい、またボロ泣きしてしまった…。
