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ある閉ざされた雪の山荘でのみのネタバレレビュー・内容・結末

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

●24.1.12 公開初日 劇場

(レビューというかただの感想)
面白かった!
原作未読ということもあり、これが最初で最後の「初見」になるので、100%楽しみたくて、何も見逃さないぞ!という気持ちで臨んだ。笑
すぐにのめり込んでしまって、没入感がすごかった。

最後の解釈は2通りあると思うけど、
「あのオーディションを経て、あの実体験験をもとに舞台化しました!」…ということではなくて、
「この作品自体が劇中劇だった(もとから我々(映画の観客)は劇中劇を観ていた)」という解釈でいいのかな。
そうなると、「4重構造」だったってワケ…めちゃくちゃ痺れるゥ…

(ところでこの作品、映画化のみならず舞台化もするらしいけど、そうなったらどうなっちゃうの。ますますややこしい構造に…)

「気になったところほとんど回収してくれてるけど
でも、それ現実的にどうなの?ってところが2箇所あったなあ〜」
なんて思っていたんだけど、
でも、「あれは全て舞台上のお話だった」という上で考えれば、多少無理があっても納得。現実じゃないので。

ちなみに、その気になってたところ
○井戸の蓋の網についていた服の繊維。
あれは、そう思わせるために嘘つき側メンバーがわざわざくっつけたということ?知らない側メンバーが井戸の存在に気付くかどうかもわからないのに?(あの2人は "たまたま" 気付いたけど…)
○殺されたフリしてたメンバーの隠れ場所。建物外に出てたのかなと思っていたけど、「どうぞ!」って言われてすぐ出てきたから、建物内の、しかも声聞こえる範囲にいたんだよね?おかしくない?
…などと久我の種明かし中考えてた。野暮だった。

追記:
キービジュアルやグッズで赤い招待状がやたらフィーチャーされてたから、もっと何かあるのかと思った。ほぼ何もなかった。笑

招待状といえば、3日間限定の入場者特典よかった。
「もっとよく観たい」部分だったし、映画を観た証というか制作陣と共犯者になったような感覚になった。
万が一ネットに出回ってしまってもそこまでダメージは大きくないところも、うまいなと思った。
全てを知ってる身としては絶対絶対隠したい部分ではあるけれど、4重構造うちの3重目4重目のための物語だし、1重目だけ先に知ってしまっても全部観てからじゃないとあまり意味わからんと思うので。
そのへんもよく考えられてるなと。しらんけど。
欲を言うと、ポストカードin封筒 のかたちで欲しかった。


●24.1.13 2回目 劇場 (舞台挨拶ライブビューイングあり)

舞台演劇だと踏まえて観てると、台詞の言い回しや体の使い方がいかにも舞台っぽいなあ…と気付くところがいくつかあった。
「どうですか、みなさん!」のところが特に印象的。

●24.1.22 3回目 劇場
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