ひのらんげ

ある閉ざされた雪の山荘でのひのらんげのレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
1.5
正直、もう誰が犯人でもいいや、、と思った。魅力のない映画。

その劇団の次回公演のオーディションは、雪深い山荘という設定の建物にて、仮想的に発生する殺人事件をエチュードとして解決したものが主役に抜擢されるというもの。7人の劇団員が集結。密室の設定で4日間の予定で実施される。

監視カメラだらけの山荘。7人のうち殺されることになってしまった者は退場となる。しかし状況物的証拠や一人が撮影した真夜中の隠しカメラの映像をみると、それは本当の殺人なのではないかと疑いがかかる。

だとすると、そもそもこれは何のオーディションなのか。殺人は本当なのか。死体は?そして犯人は誰なのか。あいつは演技なのか?マジなのか。

よくあるミステリーのシチュエーションに詰め込まれる複数層のトリックが見どころ。

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ミステリーなので、ネタバレなし感想を書くのは難しいですが、どうなんでしょうね。これ。うーん、どうなんでしょう。

・・どうした出演陣。
もしかして台本もらうのが遅かった?練習できなかった?撮影の日程が厳しすぎてドライやリテイクができなかったのでしょうか。個性はどこいったんですかね。

これだけこすり倒されたシチュエーショで描くなら、食いしん坊デブ、眼鏡のハカセ、パリピのバカ、コミュ障の引きこもりなどが欲しくなるところではありますが、そうでないならイケメンや美人ばっかりではキャラが立たないと思う。

発生するイベントのショボさ、ご都合的な説明の多さ。ちょっとげんなりです。
本末転倒ですが、後半はもう、誰が犯人でもいいやぁとなってしまいました。早く終わらないかなぁと思いながら見ていました。し、「大丈夫ですか?これ?」と思いながらエンドロールを眺めた。

もしかして、原作も面白くない?のかなぁ。とも思った。
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