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ある閉ざされた雪の山荘でのsakerokeのレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
3.3
最大の見所は重岡くんと間宮くんと戸塚くんのイチャイチャ笑

原作未読。読みたくなった。

新作舞台の主演を決める最終選考として、ある山小屋に集められた7人の役者たち。彼らに用意されたのは大雪で閉ざされた山荘という架空のシチュエーション。連続殺人が巻き起こり、これは現実なのかフィクションなのか、、、。

Filmarks上の評価はあまり良くないみたいだけど(現時点:見た3123、評価3.4)、そこまで悪いと感じなかった。寧ろ退屈することなく最後まで観れた。109分という長さもちょうど良かったのかもしれない。

堀田真由の演技が1番上手く感じた。
特に電話のところ。




以下ネタバレ
















まず、自分の理解力が足りなかったのではと不安になるんだけど、
結局は麻倉(森川葵)が交通事故で下半身付随になった恨みのために、劇団員の3人を殺したかった。本多(間宮祥太朗)が代わりに殺したと見せかけて実は演技だった。そして、この一連の出来事を演出:本多、脚本:久我(重岡大毅)で舞台化し、みんな仲良く大団円っていう理解でオケ?
(初めからそういう舞台を観せられてましたよ〜っていう幸せオチじゃないよね?)

・気になったところ(原作批判になるかも)
1.
山荘にバスで向かっていたが、車中でアイマスクをしなければならない意味は?
要らん演出やろ。
普通にバス停の名前も隠されていなければ、道路の看板とかも山荘までにあるやろうし。

2.
久我(重岡大毅)がわざわざ最終オーディションに残された理由は?
要らなくない?
普通に劇団員だけ集めれば良くないか?
オーディションだという信憑性を高めたかったから外部の受験者も残したというのが考えられるけども。
本多(間宮祥太朗)は誰かに見破って欲しかった?
でも、結局誰にも見破られなかったとして、いつかバレるでしょ。

3.
麻倉(森川葵)の恨みの方向が不自然すぎない?
笠原(堀田真由)のイタズラ電話に気を取られたから事故に遭ってしまい下半身付随になってしまったとして、笠原をはじめ、笠原と共にオーディションに落選した後に実家に訪れた元村(西野七瀬)、雨宮(戸塚純貴)を殺そうとまでするなんて筋違いも甚だしくないか?
しかも、「いつか雨宮と一緒に主演やりたい」とまで過去に言ってたんやろ?
1番に恨みが向かうべき対象は自身を轢いたドライバーだと思うんだが、、、。しかも映画のシーンで観る限り、あんな住宅街っぽいところで出すスピードじゃないでしょ。
劇中で「麻倉は交通事故に遭って」と初めて聞いた時は、人生を賭けていたオーディションに落選した後に軽い気持ちで役者辞めるなとか説得に来やがった奴らにイライラして、車を運転して自損事故を起こしたのかと想像したよ。

4.
結局、枕で役を得るという行為、またはそれと似た演技の実力だけではない配役があったのか?

5.
本多さんよ、大雪で外に出れない設定なのに外でタバコ吸います?
せめて室内の換気扇の下で吸おうぜ。
新作の主演オーディションなのに何なん?
これは強者としての驕りを表しているのか?
それとも本多の筋書きだからなのか?

久我と雨宮よ、大雪で外に出れない設定なのに外で元気に朝からラジオ体操します?
至る所にカメラあるやん。なんなの?バカなの?
しかし、これが無かったら冒頭のレビューに書いた最大の見所であるイチャイチャシーンは生まれなかったので良しとする笑

なんか気になったこと書き終えたら、レビュー書きはじめた時はスコア3.5を付けたけど、微妙に感じてきたので3.3に修正する、、、笑。

監視カメラでの画面の6分割とか、家の間取りの中に役者を配置する演出は好きだった。
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