このレビューはネタバレを含みます
まー確かにトリックは分からなかったんだけどどう見ても劇中劇だなぁ、としか…
俳優さん達は上手だなぁ、おそらく脚本演出すごい難しいなか頑張ったんだなぁ、っていう『あったかい目』で見ちゃった。
原作先かどうか迷ったんだけどどう考えてもムダに低評価にしないために映画から。
原作も読まないとな。
無意味な目隠し登場とか、ハートの紐とか、触った瞬間本物の血を見分けるとか、麻倉が登板してるとか。明らかに誰かに見せる為のわざとらしい違和感なんだよな。
別荘に入った時点で『ここは雪山という設定です』するなら場所関係ないし。
劇中劇だとわかったうえでどんなシナリオなのかを考えたけど、『そんなつまんないことないでしょう』の意味で予想外。
もうちょっと面白い展開期待してた。
じゃぁ本作のキモ、『どこまでが久我脚本の舞台だったのか?』を考えてみる。
仮にあの殺人計画が本物だったとすると、そもそも選考を予定してた劇団長のセンセー?に、この選考結果および麻美のキャスティングをどう納得させたのかがわからない。
よって、得られる情報からは最初から脚本だったと考えた方が自然。
とはいえ確定なのは、
・麻美がオーディションを受けたこと
・麻美が何かしらの理由で役者を辞めようと思ってたこと
・温子が説得したこと
・久我が車椅子の女性が犯人役の脚本を書いたこと
・麻美が舞台に立てたのは久我の脚本のおかげであること
この4つくらい。
準確定事項は、
・麻美は事故で不随になったこと(辞める理由がないから)
・久我は審査側でオーディションに参加し、麻美を見初めたこと(無名の俳優が突然大手劇団の脚本を任され、さらにキャスティングにも口を出すのは無理がある。)
※演出と女優のスキャンダルをもみ消すために久我が演出のセンセーを強請った結果、好きなキャスティングで脚本を担当できた、という説もなくはない。
この2つ。
原作読んでまた見てみよ〜