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ある閉ざされた雪の山荘でのmimimomのレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
3.0
映画の中に伏線があるということだったので、全てを疑って観て、結末を知った時、結末に関しての伏線は特になかったと思う。
井戸の蓋についたセーターのかけら。それは本当に殺人が行われたと視聴者に思わせるための細工。それと花瓶に付着した本物の血液も。だってクローゼットに隠れていた車椅子の彼女にはそのセーターのかけらや花瓶についた血液を見ることができない。電子ピアノのコードが抜かれていたのか刺さっていたのかは大して重要ではない。車椅子の女性が復讐のために、あの三人を殺したいんだけど、その女性を犯罪者にしたくないために、彼は偽装殺人を企てた。しかし偽装殺人の内容は久我が謎解きをしなければ明らかにならなかった。
久我の謎解きが成功しなかったら、犯人は結局どうするつもりだったのだろう?ということでいろいろとツッコミどころ満載の作品。原作を読んだ人が言っていたが、「あれを映像化することがそもそも無理がある」とのこと。私も視聴途中で「本を読むべきなんだろうな」と思った。
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