堺

ある閉ざされた雪の山荘での堺のネタバレレビュー・内容・結末

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

正直あまり面白いとは思えませんでした。三段構造になっているのは斬新でしたが、トリックや設定、演出に穴が多いな〜という印象です。

まず人が殺されたのに死体が映らないので、ミステリ系を見慣れていると、なんとなく死んでないことを察してしまいます。あくまでもオーディションを演出するためだということはわかりますが…。

他にも朝に花瓶が見つかったのであれば多分血は乾いているだろうなとか、あんなに人が抵抗したら音でバレるだろうなとか…。オーディション中に誰かが警察に通報したら終わりですし、現実的なトリックだとは思えません。しかも雪山じゃないし。

また、部外者である久我を探偵的な位置にしたことで没入感が薄れます。何か特別な過去があってオーディションに来たのかとおもいましたが、そういうことでもないし…。本当にただオーディションに来ただけでした。犯人ではない劇団員が2人いるなら、探偵的な役も元からいる劇団員でよかったのではないでしょうか?

色々と引っかかったので、自分には合っていない映画だったようです。
堺