フィンランドで製作されたパペットアニメーションに、日本製アニメ版『楽しいムーミン一家』のキャストが再集結し吹き替えた新作。
パンフがなかったのではっきりした情報がないのですが、21世紀に入ってから作られた完全新作とのこと。
同名原作の主要部分に、その他エピソードを追加して構成されたストーリー。少年時代のムーミンパパの冒険と友人たちとの出会い、ムーミンママとの劇的な馴れ初めが描かれます。
パペットアニメーションとしてのクオリティは高く、素朴な手作り感のあるビジュアルが愛らしくて楽しい作品。
そして楽しいムーミン一家直撃世代としては嬉しすぎる吹替で、ファンとしてはたまらない一本でした。
ムーミンのキャラクターや物語はある程度知っている前提で、説明などはほぼないまま進行するので一見さんには少し不親切かも?
原作エピローグであった、現在のパパとフレドリクソンら友人たちとの再会が描かれなかったのもちょっと残念でした。
ともあれムーミンの新作を2024年の1本目の映画として観られたのは実に嬉しいスタート。
これを皮切りに、今年も映画をたくさん観ていきたいと思います。