このレビューはネタバレを含みます
昨今，シナウッドで量産されているディザスター/パニックSFX映画の一本でしょと軽視していましたが，監督がオキサイド・パンと知って，俄然と視聴意欲が湧き出た三遊亭呼延灼です．こんばんわ．
で，結果．うん，まぁ高を括られてもしょうがないかなぁというのが実際の所です．開始数分で救急隊員出動からの，練度の高い行動で迅速なる人命救助でテンションが上がります．
基地への帰路で太っちょ隊員の父親の誕生日話が．これってフラグじゃ？
日々の訓練．隊長に叱責される隊員．これもフラグじゃ？
そして化学工業団地で火災発生．爆風で周囲の建造物にまで被害が・・・人命救助に駆けつける消防隊員．行く手を阻む炎と有毒ガスと腐食性液体．お腹一杯になるわぁ！ここでも見せつける高練度な行動と連携する各組織．そこには縦割り行政の壁なぞ皆無でした．でもそれって一党独裁の国家だからできる事だよね，と冷めた目で視聴する呼延灼．
自らの命の危険を顧みず，人命救助に挑む隊員達．でも，電車で降りる人を待たず我先に乗り込もうとするシナ人観光客とのギャップが・・・とここでも皮肉る呼延灼．
あぁやっぱりフラグがクララ並に立っちまったよ・・・あれ？でも目から水が溢れ出る・・・これはいったいどういうこったい！うん，そう．判ってても泣いちゃうんだよねぇ，だって初老だもん．特に最期のお父さんの件はずるいよーー．あれは泣くよーー．消防救急隊員のプロモーション・ビデオって，揶揄されるような作品だったとしてもあれは泣くよー．
