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ほんとにあった!呪いのビデオ103のTSのレビュー・感想・評価

3.0
劇場版の影響か、いつもより少し遅く出されている夏の3部作の真ん中。結論からいうと、今作はここ最近の中では一番良かったのではと思いました。ノイズからの意味不明系映像、不意をつくびっくり系映像など、監視カメラシリーズがないのは残念ですが、まずまずと感じました。

「スキー」
1991年3月11日て、、この一年後に自分は生まれました笑 問題の映像は誰でもわかりますが、砂嵐の中に不気味な顔が映り、謎の怒号を女に浴びせる男の声。そこまで怖くはないですが、過去の砂嵐シリーズや「ニューロシス」を少し彷彿させる映像。最初から気合が入っています。

「消波ブロック」
子どもが帽子を消波ブロックの下に落としたということで、カメラを下までおろすというもの。ぐるぐる回るので映像酔いに注意。ただ、消波ブロックの裏側ってなかなか見れないので、問題の映像に加えて一見の価値はあるかも。そして問題の顔は映像を止めたらそこそこ怖く見えます。それにしてもGoProをこんなことに活用するとは。。

「鬼女の山」
前作からのサイコキネシス能力をもつ「みや」という女の話。問題の映像も、やはりノイズがかかり不気味な顔が出てくるというもの。内容はともあれ映像のインパクトはそこそこですね。

「山道のトンネル」
映像を止めてまじまじ見たら意外に怖くない系。注視していたら、多分今映ったなとわかるのですが、エピソードを聞いたらなんとも言えない気持ちになります。

「運動会」
古い映像なのにね、、作り物感がすごいのでもっとどうにかできなかったものか笑

「岬」
今作のベスト。それが映るまでかなり長いのですが、途中から名作「邪顔」と同じ系統の映像なのでは?と予想できます。案の定それは当たってまして、こちらが注視しようとするところにそれは突如現れますのでタイミングが絶妙で素晴らしかったです。ただし、問題の顔が「邪顔」には及ばずなので、下位互換と思ってもらえたらと思います。いやでもこういうのは最近なかったので驚けてよかったです。

「鬼女の山」
劇場版で掴んだのか、またもや廃墟同然の古家を捜索する映像が収録されています。霊がでるかはともかく、昭和のレトロな物品を拝めるので世代の方は割と興味津々でみれるのでは?

ということで、気づけばそこそこ真面目に書いていました。少し前のほん呪の感想文はかなり適当に書いていたのに。。そういうところから、今作の出来がまずまずだったことが伺えます。ということで次回作にも期待。
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