ニュールンベルク裁判、東京裁判と並んでキエフ裁判があった。いずれも克明な映像記録が残されており、この中の一部の記録及び絞首刑の映像は「バービヤール」で使われたものと同一で、2日続けて観る。
ドイツ兵たちの従容と罪を認め、刑に服す様子は何だったのか。それだけのことをしてきたという諦めだろうか。キリスト教的な背景もあるのだろうか。
かなり前、戦後50年の頃に、NHKの番組で中国の撫順での日本兵を裁く裁判の記録映像を観たことを思いだした。周恩来を中心とした温情主義によって、日本軍は刑を免れている。だが、日本が中国で行ったことはナチスとどれだけ違うのか。あの映像も作品化して、多くの人に観られるべきだと思う。
