ユーロスペースの死刑映画週間にて
ロシア近現代史研究者の池田嘉郎さんの解説付きの回を鑑賞
第二次世界大戦後に旧ソ連で行われたナチスの戦争犯罪を裁く裁判の一つ、キエフ裁判を映したドキュメンタリー。
前半は多くの事件の被害者や目撃者の証言が延々と続く。同じセルゲイ・ロズニツァ監督の「バビ・ヤール」と被るシーンが多く、バビ・ヤール虐殺に関する証言は他の証言よりかなり長くとられている。
「バビ・ヤール」同様死刑執行の場面が映されるが、これがなかなか残酷であり、人が人を裁くことの是非について考えさせられた。