辛い作品だけど、暗闇から抜け出せない人の灯火にもなる。時間はたいした解決にならないけど発する言葉は自分や誰かを救い出し、重圧になり首を絞める。でもそれを頼りに進めば少しずつ同じ空気を吸えるようになる…
>>続きを読む ある日突然最愛の人(妻)を奪われたら、私はこのような言葉が言えたり、手紙が書けるであろうか。
これからも共に続くであろう生活を一瞬にして奪われて、どのように生活してゆこうかとまずは思うであろう…
実際こんな状況になったら犯人への憎悪でおかしくなりそうだけど、憎まないと言葉にすることで心を守っているのかな。
自分を守るための言葉だったとはいえ、大きくメディアに取り上げられて大勢の人がその言葉に…
このレビューはネタバレを含みます
これから生きていく日々を憎しみで覆うより、テラスでワインを飲むこと、楽しく自由でいることを、子どもの未来を考えて選択した覚悟、愛情、もう何も言えない。
それでもふいに途切れて、足元にぽっかり穴が空…
すっごく好きな作品だった、あらすじやタッチはかなり「アマンダと僕」に似通ってるけど、視点が異なるとまた全然違ってくる。
君たちを憎まない決断自体は一瞬で済むことかもしれないけど、その後も人生は続いて…
相手のためなんてそんな誰かに向けたような綺麗事じゃなくて、自分のための許し。
許す為にもがいて苦しんでいる。でもそれで救われている。
赤ん坊の演技がしっかりし過ぎてめちゃめちゃ芝居に目がいってしま…
タイトルの通り"ぼくは君たちを憎まないことにした"だった。
憎んでないわけないからこその"憎まない"という決断だし許したわけでは絶対ないですし、、
もちろん悲しみはずっとついてくるわけで。
メルヴ…
2015年バタクラン劇場無差別テロ事件で最愛の妻を喪った夫は哀しみに沈みながらも、テロリストへ手紙を綴り「憎悪には屈しない。君たちに憎しみを贈らない」と宣言する。それは遺された1歳5か月の息子と一…
>>続きを読む©2022 Komplizen Film Haut et Court Frakas Productions TOBIS / Erfttal Film und Fernsehproduktion